面接に適したメイクとは?ベースメイクからリップまで詳しく解説

面接では、清潔感や知性を感じさせるメイクがマストです。派手すぎるメイクや不自然なメイクは避け、素肌に近いナチュラルなメイクを心掛けましょう。面接に適したメイクのポイントを、ベースメイクからカラーメイクまで詳しく紹介します。

面接に適したメイクの基本

メイクをするスーツの女性

(出典) pixta.jp

メイクが決まれば、見た目の印象を大きくアップできるかもしれません。面接の第一印象をよりよくするための、メイクの基本を紹介します。

ベースメイク

面接のベースメイクは、肌をきれいに明るく見せることを重視しましょう。肌の色が白すぎても暗すぎても不自然な印象を与えるため、自分の肌が最もきれいに見える色のファンデーションを知っておくことが大切です。

またメイクのノリをよくするためには、ベースをしっかりと作っておく必要があります。化粧下地で凸凹や色ムラをカバーしたり、シミやクマなどが気になる部分はコンシーラーを重ねたりして整えましょう。

肌のコンディションが良好ならば、ファンデーションを厚く塗り重ねる必要はありません。薄付きのナチュラルメイクを実現しやすく、清潔感のある印象になります。

眉や目元

眉やアイメイクは、顔の印象を大きく左右します。ほどよくナチュラルな印象を目指し、作り込みすぎないことが大切です。

まず眉は、アーチ型の太眉が好印象です。パウダーやスクリューブラシで毛並みを整えつつ、眉頭をふわっと仕上げましょう。

また面接用のアイシャドウは、肌なじみのよいブラウンやベージュが定番です。グラデーションで仕上げれば、目元に自然な陰影が生まれます。目力と知的な印象のアップに有効です。

マスカラやアイライナーの使用も問題ないですが、過剰にならないよう意識します。まつげの盛りすぎやアイラインの跳ね上げは、好ましくありません。

リップやチーク

ナチュラルメイクのリップは、肌から浮かない点が重要です。ローズピンクやピンクベージュ・オレンジベージュなど、自分の肌色と相性のよい色を選択します。濡れ感やパール感が強すぎると悪目立ちするので、面接では控えましょう。

リップを塗る際の注意点は、唇のケアを徹底しておくことです。荒れた唇に色を重ねると、ガサガサ感が目立ちます。リップクリームなどを塗り、ベースを整えておきましょう。

またチークもリップと同様に、肌なじみを重視します。肌と相性のよい色を、頬の最も高い部分に丸くふわっと乗せましょう。

ただしチークは、使い方を間違えるとやぼったくなります。普段チークをしない人は、無理に使う必要はありません。

面接のメイクにおけるポイント

化粧道具

(出典) pixta.jp

面接では、戦略的なメイクを行う必要があります。応募者の見た目の印象が、合否に影響するケースもあるためです。面接のメイクで好印象を与えるポイントを紹介します。

健康的な雰囲気をアピール

面接のメイクは、フレッシュで健康的な雰囲気に仕上げるのが鉄則と考えましょう。多くの採用担当者が求めるのは、明るく前向きでやる気のある人です。メイクで肌のコンディションを整え、血色感を出すことで、見た目の印象を大きくアップします。

クマがあったり肌色がくすんだりしていると、疲れた印象が強くなりがちです。目力が弱ければ、意志が弱そう・やる気がなさそうというイメージを持たれる可能性もあるでしょう。

メイクでポジティブな雰囲気を演出できれば、志望動機を伝えたりやる気をアピールしたりする場合にも、説得力が増すはずです。

清潔感のあるメイクで挑む

相手に清潔感を与えるためのポイントは、肌に自然なツヤ感や立体感を出すことです。ポイントメイクは落ち着いた色でまとめると、全体の雰囲気が上品かつエレガントになります。

上品でナチュラルなメイクは、清潔感を感じさせます。面接担当者から好印象を受けやすく、採用結果にもよい影響を及ぼすかもしれません。

面接に派手なカラーメイクで来る人は、社会人としてのマナーを知らないのではないかと疑われます。「オンオフの切り替えができない人だ」と思われて、第一印象で減点されるリスクがある点に注意が必要です。

業界別のメイクも紹介

ファンデーションを塗る女性

(出典) pixta.jp

業界によって、求めている人材のタイプは異なります。メイクをする上で、応募する業種や職種を意識することも大切です。業界別におすすめのメイクを紹介します。

公務員や金融、事務職などの場合

公務員や金融系の会社、一般企業の事務職を目指す場合は、「誠実さ」「堅実さ」が重視されます。メイクはベースメイクをより重視し、シンプルに仕上げましょう。

ファンデーションを塗る際は、コンシーラーや化粧下地で肌のアラを丁寧に隠します。しっかり肌を整えたらツヤ感のあるファンデーションを薄く塗り、肌そのものがきれいに見える印象に仕上げます。

アイカラーやチークカラーはおとなしめの色を使い、主張させすぎないことも大切です。

医療や食品関連などの場合

医療業界や食品業界に関連する仕事は、メイクのルールが厳しめです。面接に臨むときは、ごく薄めのメイクにとどめましょう。

ファンデーションは、塗っていることを感じさせないくらいの薄さが無難です。スキンケアをしっかりと行って、肌そのものの力を高めましょう。

また実際にファンデーションを塗る際には、「塗りました感」が出ないよう注意します。パウダーで軽めに仕上げるか、薄付きのファンデーションをさらっと塗る程度にとどめるのがおすすめです。

カラーメイクは肌にしっくりとなじむブラウンやベージュを選ぶと、上品に仕上がります。

アパレルや美容関連などの場合

アパレルや美容関連の職業では、華やかでおしゃれな人が好まれる傾向にあります。メイクは清潔感を意識しつつも、トレンド感や見栄えを重視するのがおすすめです。

ただし色の使いすぎや強すぎるポイントメイクは、採用面接にはふさわしくありません。華やかさを残しつつも、上品なメイクを心掛けましょう。

上品で華やかなメイクに仕上げるコツは、眉をきれいに整えることと、肌なじみのよいピンク系やベージュ系・オレンジ系のカラーを上手に使うことです。

リップやチークはしっかりと発色させると、通常の面接メイクよりも明るい印象が増します。

面接のメイクに関する疑問点

web面接を受ける女性

(出典) pixta.jp

面接のメイクは、ケース・バイ・ケースです。多くの人が直面する、「こんなときどうすればいいの?」というポイントを紹介します。

web面接で気を付ける点は?

web面接を受ける際は、メリハリを強調するのがおすすめです。対面式面接のようにナチュラルメイクに徹すると、画面越しの印象がぼやけます。明るくポジティブな印象が伝わるよう、Web面接では明るい色を強めに使うのがおすすめです。

例えばチークは、対面式の場合よりもしっかりと入れて、血色感を出します。またリップは色がぼやけやすいので、輪郭を取った上で明るめの色を塗りましょう。

ただし、ブラウザ越しの印象は人によって異なります。面接を受ける前に見え方を確認し、適宜修正を加えるのがおすすめです。

マスク着用の場合は?

マスク着用の面接の場合は、目元しか見えません。だからといってアイメイクに力を入れすぎると、過剰になるリスクがあります。アイメイクでは発色のよいカラーを避け、柔らかい色味でまとめるのがおすすめです。

例えばアイラインは、黒ではなく、ブラウン系を使います。アイシャドウはベージュやオレンジを選び、アイホール全体に入れましょう。生き生きとした、上品で華やかな目元に仕上がります。

すっぴんはNG?

メイクや身だしなみを整えて面接に臨む人は、面接を「重要なこと」と捉えている印象を持たれます。面接担当者としては、応募者の意気込みや配慮を感じ、好印象です。

一方でノーメイクの人は、面接を軽んじていると思われてしまうかもしれません。社会人としてのマナーを知らない人、非常識な人という印象につながり、マイナスの評価を受ける恐れがあります。

メイクについては、「女性だけがメイクをするのは不公平」という意見もあります。しかし、「メイクがあるからこそ自信を持って振る舞える」という女性も、少なくありません。

「面接ではメイクが武器になる」と考えて、理想のメイクを追求しましょう。

好印象を与えられるメイクを意識しよう

化粧をする女性

(出典) pixta.jp

面接のメイクは、ナチュラルを心掛けるのが基本です。肌のベースをしっかりと作り、厚塗りにならないよう注意しましょう。

メイクで明るく健康的な印象をアピールできれば、面接もスムーズに進みます。ただし、業種によって求められるメイクの方向性は異なるため、メイクの仕方や色は慎重に検討することが必要です。

面接におけるメイクのコツが分かったら、どんどん採用面接を受けてみましょう。

「どうやって探したらよいか分からない」という人におすすめなのが、日本最大級の仕事・求人探しサイト「スタンバイ」です。

スタンバイなら、全国のさまざまな職種の求人が網羅されています。スマホから気軽に検索できるので、まずは空き時間を利用して、ニーズに合う仕事をチェックしてみましょう。

スタンバイ|国内最大級の仕事・求人探しサイトなら