バリスタに向いている人の特徴は?求められる能力やおすすめ資格も

バリスタを目指してみたいと思っているなら、向いている人の特徴を押さえておくのがおすすめです。向き不向きを把握しておけば、自分が本当に目指すべき仕事なのか判断しやすくなるでしょう。バリスタに向いている人の特徴について解説します。

バリスタに向いている人の特徴

バリスタの女性

(出典) pixta.jp

バリスタとは、コーヒーに関する高い知識と技術を持ち、喫茶店やカフェでコーヒーを提供する職業です。バリスタに挑戦しようと考えている人に向けて、まずはバリスタに向いている人の特徴を紹介します。

コーヒーへの深い愛情と情熱がある

バリスタにはコーヒーに関する深い知識と技術を求められます。コーヒーの味わい・風味や焙煎方法の違いなど、さまざまな項目を勉強しなければなりません。

コーヒーについてより深く学習するためには、コーヒーへの深い愛情と情熱があることが大前提といえるでしょう。おいしい1杯のために日々コーヒーのことを考える生活にもなりかねないため、そもそもコーヒーが大好きでなければバリスタは務まりません。

コーヒーのことをどこまでも突き詰められる愛情や情熱があるかどうか、まずは自分に問いかけてみましょう。

人と接することが好き

コーヒーをいれることだけがバリスタの仕事ではありません。店に来た顧客とコミュニケーションを取ることも、バリスタの重要な仕事の1つです。

コーヒーや料理についての顧客からの質問に回答する機会があるほか、バリスタ自身も積極的に話しかけて店のファンになってもらう必要があります。

中にはバリスタに会いたくて店に足繁く通う顧客もいるほどです。人と接するのが好きな人や、接客業で培った高いコミュニケーション能力を備えている人は、バリスタに向いています。

ホスピタリティ精神が旺盛

バリスタの大きな役割の1つに、来店客を喜ばせることが挙げられます。単にコーヒーや料理を提供したり会話を交わしたりするだけでなく、顧客の満足度を高めることまで意識しなければなりません。

店が明るくなるような雰囲気作りにこだわったり、顧客の特徴に合わせた話題を提供したりと、トータルで相手をもてなす気持ちを忘れないことが重要です。

イベントの演出やサプライズを率先して考えるのが好きな人は、バリスタの適性が高いといえるでしょう。

バリスタに求められる資質や能力

珈琲豆

(出典) pixta.jp

バリスタには継続して勉強する姿勢が求められます。複数の作業を同時並行で進められるマルチタスク能力も必要です。

常に学ぶ意欲を持っている

コーヒーを極めようとすれば、さまざまな知識を習得する必要があります。日々学び続けるのが苦にならない人は、バリスタとして活躍できるでしょう。

例えば、コーヒー豆には豊富な種類があり、その中から自分が納得するものを選び抜かなければなりません。自信作を生み出すためには、長い時間をかけた研究が不可欠です。

焙煎方法やマシンの使い方、ラテアートなど、技術についても学び続ける必要があります。一人前のバリスタになるためには、探求心や根気強さが求められるのです。

複数の作業を同時並行で進められる

コーヒーをいれながら接客をしたり料理を作ったりと、バリスタにはさまざまな作業を同時に進められるマルチタスク能力も必要です。

店の評判が高まり顧客が多くなると、次々にオーダーを受けることになります。コーヒー作りに神経をとがらせながらも、さまざまな仕事を効率的に進めなければなりません。

店を自分1人で切り盛りする場合は、全ての作業を1人で担う必要があるため、マルチタスク能力は必須といえるでしょう。

バリスタを目指す人におすすめの資格

コーヒーを入れる

(出典) pixta.jp

バリスタになるために資格は必須ではありませんが、持っておくと有利になる資格はあります。バリスタを目指す人におすすめの代表的な資格を見ていきましょう。

SCAJ「コーヒーマイスター」

コーヒーマイスターはSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)が認定する資格です。コーヒーに関する深い知識と基本技術があることを証明できます。

コーヒーマイスターの資格を取得するためには、専用テキストでの養成講座や実技講習会を経て、認定試験に合格しなければなりません。養成講座は自宅学習が可能です。

養成講座の募集は年2回、春と秋に実施されます。コーヒーマイスターの取得後は、よりレベルが高いアドバンスド・コーヒーマイスターにも挑戦できます。

参考:コーヒーマイスターとは ≪ コーヒーマイスターについて | 一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会

J.C.Q.A.「コーヒーインストラクター」

J.C.Q.A.(全日本コーヒー検定委員会)が主催する資格が、コーヒーインストラクターです。レベルが1~3級に分かれており、多くのバリスタが2級を取得しています。

コーヒーインストラクター2級では、コーヒーの基礎的な知識と鑑定技術以外に、コーヒーの対面販売で求められる基礎スキルも証明することが可能です。

コーヒーインストラクターの資格を取得するためには、1日の講習を受けた上で、検定試験に合格しなければなりません。1級の上にはコーヒー鑑定士という資格もあります。

3級はJ.C.Q.Aの親組織である全日本コーヒー商工組合連合会参加企業の講習を受けると取得できます。

参考:コーヒーインストラクター検定

コーヒーが好きならバリスタに挑戦

バリスタの女性

(出典) pixta.jp

コーヒーが大好きな人や人と接するのが好きな人は、バリスタに向いています。バリスタとして活躍するためには、常に勉強できる資質やマルチタスク能力が必要です。

コーヒーマイスターやコーヒーインストラクターの資格取得を目指して勉強するのもおすすめです。自分がバリスタに向いていると判断できたら、転職にチャレンジしてみましょう。

バリスタの仕事を探すなら、スタンバイを活用するのがおすすめです。全国の求人が豊富に掲載されているため、自分に合った職場を見つけやすいでしょう。

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