飲食店のバイトで使える英語フレーズ!覚えておきたい表現を紹介

外国人客が多く訪れる飲食店でバイトする人は、英語のフレーズを覚えておくと役立ちます。あいさつ・来店時・オーダー時・会計時とシチュエーション別に紹介します。英語のフレーズを覚えて、外国人客とスムーズに会話ができるようになりましょう。

バイトで使える英語【あいさつ】

カフェで働く女性

(出典) pixta.jp

飲食店に外国人客が来店したときは、どのように英語であいさつをしたらよいのでしょうか?「いらっしゃいませ」に当たる、英語のフレーズを見ていきましょう。

いらっしゃいませ

英語では「いらっしゃいませ」に当たるフレーズがなく、通常のあいさつをするのが一般的です。

飲食店やアパレルなどカジュアルな店では、フレンドリーに「Hello! / Hi! How are you? / How’s it going?」が使われます。フォーマルなレストランなどでは、「Good morning. / Good afternoon. / Good evening.」など丁寧なあいさつが使われます。

なお、「ようこそ」という意味の「Welcome」が「いらっしゃいませ」の代わりに使えると思う人もいるかもしれませんが、英語圏の飲食店などでは一般的ではありません。

飲食店バイトで使える英語【来店時】

アルバイトの女性

(出典) pixta.jp

来店時には、予約の有無や人数を確認します。店の形態によっては、店内飲食か持ち帰りか確認する必要もあるでしょう。来店時に使えるフレーズを紹介します。

ご予約のお客さまでしょうか?

予約をしているかどうか確認したいときは、「Do you have a reservation? / Have you booked a table?(ご予約はお済みですか?)」と聞きます。

予約をしている場合に相手の名前を知りたいときは、「May I have your name, please? / May I ask your name, please?(お名前をお伺いしてもよろしいですか?)」と聞きましょう。

また、来店した人と予約した人が異なる場合もあります。誰の名前で予約したかを聞きたい場合は、「What name is it? / What name is the reservation under?(ご予約のお名前は?)」と言います。

何名さまですか?

席にお客さまを案内するに当たり、人数を把握する必要があります。人数を聞きたい場合は、「How many people are in your party? / How many in your party?(何名さまですか?)」と聞きます。「party」は「group」に言い換えて使うことも可能です。

「How many are you?」という聞き方もありますが、カジュアルな言い回しなので、フォーマルなレストランで使うと、お客さまを不快にさせてしまう恐れがあります。

お席の準備ができました

席が用意でき、お客さまを案内する場合は、「Your table is ready. Right this way, please.(お席の準備ができました。こちらへどうぞ)」と伝えます。

カフェなどで自由に席を選べる場合は、「Please have(take)any seat you like. / Please have(take)a seat anywhere you like.(お好きな席にお掛けください)」が使えます。「take」よりも「have」の方が、より丁寧な言い回しです。

なお、「Please sit down. / Sit down, please.(座ってください)」は、お客さまに対して使うのには適した表現ではありません。

店内をご利用ですか?お持ち帰りですか?

テイクアウトできる飲食店の場合は、店内で食事をするのか持ち帰るのか確認する必要があります。アメリカ英語では、「For here or to go?(店内をご利用ですか?お持ち帰りですか?)」と聞きます。イギリス英語では、「Eat in or take away?」です。

片仮名語になっている「take out(テイクアウト)」は、アメリカで使われる場合もありますが、「to go」の方が一般的です。

飲食店バイトで使える英語【オーダー時】

オーダーを受ける

(出典) pixta.jp

オーダー時に使える英語のフレーズを紹介します。フォーマルかカジュアルかによって、表現が異なるケースもあるため、使い分けられるようにしましょう。

ご注文はお決まりですか?

オーダーを取るときの一般的なフレーズは、「Are you ready to order?(ご注文はお決まりですか?)」や「May I take your order?(ご注文をお伺いしてもよろしいでしょうか?)」です。

「What can I get for you?」という聞き方もありますが、カジュアルな表現なので、フォーマルな場面では使わないようにしましょう。最後に「他にご注文はありませんか」と確認したい場合は、「Anything else?」が使えます。

注文に少し時間が必要そうな場合は、「Do you need a little more time to decide?(もう少し時間が必要ですか?)」と聞きましょう。Yesと言われたら、「Take your time, I’ll be back in a few minutes. (ごゆっくりどうぞ。数分後に参ります)」と伝えるのが一般的です。

ご注文内容を繰り返します

オーダーを取り終わり、復唱して確認するときには、「Let me confirm your order. / Let me repeat your order.(ご注文内容を繰り返します)」が使えます。この一言があるだけで、いきなり注文を復唱するよりも、丁寧な印象になります。

注文を読み上げた後に「以上でよろしいでしょうか?」と確認したい場合は、「Is that everything for now? / Is that all for now?」と伝えましょう。

ご注文の品はおそろいでしょうか?

料理を出すときには、「Thank you for waiting, here’s your ~.(お待たせいたしました。こちらがご注文の~です)」のように伝えます。「Thank you for waiting」は、料理を出すまで、時間がかかってしまった場合に使うフレーズなので、そうでない場合は言う必要はありません。

全ての料理を出した後に、注文した料理がそろっているか確認するときは、「Have you received all your meals? / Do you have everything you ordered?(ご注文の品はおそろいでしょうか?)」と尋ねましょう。

最後に「ごゆっくりお召し上がりください」と伝える場合は、「Enjoy your meal.」と言います。

飲食店バイトで使える英語【会計時】

会計をする女性

(出典) pixta.jp

会計時に金額を伝えるフレーズや、支払い方法を尋ねるフレーズを紹介します。飲食店以外でも、会計をするときに使える定型文なので、覚えておくと役立ちます。

お会計は2,000円です

会計時に金額を伝える場合は、「That will be 2,000 yen.(お会計は2,000円です)」や「That comes to 2,000 yen. / That’s 2,000 yen altogether.(合計で2,000円です)」が使えます。

お釣りは英語で「change」です。お釣りがあるときは「Here’s your change.(お釣りです)」と伝え、レシートを渡すときは、「Here's your receipt.(レシートです)」と言いましょう。

なお、会計前に「お食事はどうでしたか?」と聞く場合は、「How was everything? / Did you enjoy your meal?」と言います。

支払い方法はどうされますか?

支払い方法が、現金かクレジットカードか聞く場合は、「How would you like to pay?(支払い方法はどうされますか?)」や、「Would you like to pay by cash or charge(credit card)?(お支払いは現金かクレジットカードどちらにされますか?)」と聞きましょう。

グループ客の場合に支払いを分けるかどうか聞くときは、「Would you like to pay individually?(お会計は分けますか?)」や、「Would you like to pay separately or together? / Would you like me to split the bill or pay together?(お会計は分けますか?それともご一緒にされますか?)」と聞きます。

「go dutch(割り勘にする)」という言い回しもありますが、近年では「split the bill / individually / separately」を使うケースがほとんどです。

会計が済んだら、「Thank you. Have a good day!(ありがとうございました。よい一日を)」と伝えましょう。

バイトで使える英語のフレーズを覚えよう

飲食店で働く女性

(出典) pixta.jp

近年は、日本を訪れる外国人が増えています。飲食店でバイトしている人は、接客に使える英語のフレーズを覚えておくと役立ちます。定型文なので繰り返し使えるため、一度覚えればスムーズな会話や接客が可能です。

外国人客の多い飲食店でバイトすれば、実践的に英語力を磨けるでしょう。飲食店でのバイトを探している人は、こだわり条件や勤務地などから検索でき、多くの求人を探せる「スタンバイ」がおすすめです。

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