ビールの売り子ってどんな感じ?収入や向いている人の特徴を紹介

ビールの売り子は人気のあるバイトです。やってみたいけれど、実際の仕事内容がどんな感じなのか知りたい人も多いでしょう。ビールの売り子について、仕事内容や収入、向いている人の特徴などを紹介します。

ビールの売り子の仕事ってどんな感じ?

ビールを注ぐ

(出典) pixta.jp

ビールの売り子を始める前に、まずどんな仕事なのか把握しておきましょう。仕事の特徴について紹介します。

勤務時間が少なくても稼げる仕事

基本的にスポーツの試合があるときだけ働くため、通常のバイトに比べて勤務時間は少なめな傾向です。給与体系は、時給制だけでなく、1試合あたりの値段が決められている日給制の場合もあります。

時給や日給のほかに、ビール1杯を売るごとにインセンティブがもらえる歩合制にもなっているので、売れた分だけ給料が増えていくのがポイントです。

例えば、時給1,000円で3時間勤務するとします。ビール1杯の歩合が70円で100杯売れた場合、1日の給料は以下の通りです。

1,000円×3時間+70円×100杯=1万円

現場によってもビールの売れ行きは変わりますが、頑張った分だけ給料に上乗せされるため、やりがいのある仕事といえるでしょう。

男性や高校生もOK

ビールの売り子というと、女性のイメージを持つ人もいるかもしれません。一般的にビールを売っているのは女性の方が多いものの、男性もドリンク類やアイスクリームなどの売り子として活躍しています。

アルコールを扱うことから未成年は不可と思われがちですが、自分で飲むわけではないため、高校生の応募もOKです。ただし、人気のある仕事なので、求人の倍率は高いと考えておいた方がよいでしょう。

知り合いの紹介などの場合、採用されやすくなる可能性もありますが、現場によっては30倍程度の倍率になることもあるようです。

ビールの売り子の楽しいところは?

スタジアムとビール

(出典) pixta.jp

ビールの売り子ならではの楽しさも知っておきましょう。仕事をするメリットを2つ紹介します。

スポーツを見ながら仕事ができる

ビールの売り子は、基本的に試合があるときに働く仕事です。つまり、毎回仕事に行くたび、スポーツの試合を見られるということになります。

働いてお金をもらえるだけでなく、無料で試合を最後まで見られるという点は、スポーツ好きの人にとって大きな魅力といえるでしょう。

白熱した試合内容になれば、観客と一緒に盛り上がることもあります。場合によっては、チケットの入手が困難な人気の試合や、世界的に大きな大会を間近で見られるチャンスがあるかもしれません。

お客さまと交流できる

ビールを売りながらお客さまと交流できるのも、この仕事の楽しさです。仕事を始めた頃はスポーツにあまり興味を持っていなかったのに、お客さまとの会話を通して試合の楽しさを知ったという人もいます。

1シーズンに何度も試合を見に来るお客さまと顔見知りになり、自分の常連客になってもらえるケースも少なくありません。

また、ビールの売り子は接客業なので、接客スキルも身に付きます。お客さまとの会話を通じ、コミュニケーション能力も磨かれるでしょう。

ビールの売り子で苦労することは?

ビールを注ぐ

(出典) pixta.jp

ビールの売り子の仕事には楽しさがある一方で、苦労することもあります。どんな点に苦労を感じるのか、具体的に見ていきましょう。

体力的なきつさ

ビールサーバーを背負いながら観客席を歩き回るため、体力的にきつい仕事です。メーカーによっても異なりますが、ビールサーバーの重さは15kgほどあるといわれています。

重いサーバーを背負いながら長時間スタンドを歩き続けるには、かなりの体力が必要です。勤務時間が短めとはいえ、試合が終わるまで休憩は取れません。

ビールが売れて空になればサーバーは軽くなりますが、その都度中身を補充しに戻る必要もあります。屋外のスタジアムでは、夏場の暑さによっても体力が消耗してしまうでしょう。

収入が安定しない

収入が安定しないというデメリットもあります。収入は、ビールの売れ行きによって左右されるためです。屋外のスタジアムの場合、ビールの売れ行きは天候次第になります。

ビールは暑い日によく売れますが、気温が下がれば売れ行きも落ちてしまいます。雨などで試合が中止になったときは仕事もなくなるので、その日の分の給料はもらえません。

さらに、うまく売れない場合もあります。売り方のコツが分からず、思ったように稼げないこともあるでしょう。

ビールの売り子に向いている人

スタジアムで乾杯

(出典) pixta.jp

ビールの売り子で成功しているのは、どんな傾向がある人なのでしょうか。向いている人の特徴を2つ紹介します。

愛想が良く笑顔を絶やさない人

ビールの売り子は、愛想が良くて笑顔を絶やさない人に向いています。ビールの売り子は接客業なので、お客さまに好印象を持ってもらうことが大切です。スポーツ観戦のように、観客が一体となって盛り上がる場所では、特に明るい雰囲気が好まれます。

お客さまの立場に立って考えてみても、無愛想な接客態度の人より、笑顔を絶やさない愛想の良い人の方が注文しやすいのは明白でしょう。どんな人とでも笑顔で会話できる人なら、売り子として活躍できる可能性があります。

周囲の状況をしっかり把握できる人

スタンド内には、ビールを買うために売り子を探している人も多くいます。売り子を探している人にいち早く気付くためには、周囲の状況を把握できる視野の広さが必要です。

売り子を呼んでいる人や、ビールを買いたそうにしている人はいないか、常に周りをチェックしていなければなりません。また、このお客さまは自分から何回買ってくれたかなど、細かく把握できている人は売り上げも伸ばせるでしょう。

ビールの売り子は頑張り次第で稼げる仕事

カップに入れられたビール

(出典) pixta.jp

ビールの売り子は、頑張って売った分だけ収入が上がる仕事です。重いビールサーバーを背負いながらの仕事なので、体力的なきつさはあるものの、その分やりがいが大きいでしょう。

プロの試合を間近で見ながら働けるというメリットもあり、スポーツ好きの人からも人気の高い仕事です。ビールの売り子の求人は、スタンバイにも多く掲載されています。スマホからでも検索できるので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。

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