医療事務の面接で聞かれる質問は?回答例や成功させるポイントを紹介

患者と接する医療事務という仕事においては、面接で与える印象が合否を決めるといっても過言ではありません。医療事務の面接でよく聞かれる質問や、理想の回答例について把握し、しっかりと対策を行って好印象を残しましょう。

医療事務の面接でよく聞かれる質問

医療事務

(出典) photo-ac.com

まずは、医療事務の面接でよく聞かれる、3つの質問をチェックしておきましょう。定番の質問だからこそ、ほかの候補者との差別化を図れる内容を意識することが重要です。

志望動機

医療事務に限ったことではありませんが、志望動機は採用面接でほぼ必ず聞かれる質問です。医療事務を目指した経緯や、応募先の病院・クリニックを選んだ理由など、具体的な動機を回答しましょう。

また、人命に関わる医療現場で働くことへの意識・覚悟についても触れられると、志望度の高さが伝わりやすくなります。

志望動機は重要な質問のため、回答を暗記する人も多いものですが、忘れたときにパニックになるため丸暗記は避けた方がベターです。伝えたいことの要点を押さえ、自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。

パソコンのスキル

医療費の算出・カルテの管理など、医療事務ではパソコンを使う機会が多いため、パソコンスキルについてもよく聞かれます。

高度な技術・特別な資格が求められることは少ないかもしれませんが、Word・Excelの操作・メールの作成など、基本的なパソコンスキルは習得しておいた方が有利に働きます。

実務でのパソコン操作経験がない人や、パソコン操作についての知識が浅い人は、現在勉強中であることをアピールすると経験不足をカバーできるでしょう。

これまでのキャリア

前職での経験や習得したスキルなど、これまでのキャリアについて聞かれることも多くあります。特に医療事務の仕事が未経験の場合は、これまでの経験をどのように生かせるのかをアピールすることが重要です。

また、前職の退職理由について聞かれることも少なくありません。面接で前職への不満を述べるのは印象がよくないため、できるだけポジティブな理由を挙げるようにしましょう。

経験の有無に関係なく、これから応募先で頑張っていきたいという、前向きな姿勢を見せることができると好印象です。

医療事務の面接での回答例

面談を受ける女性

(出典) photo-ac.com

実際に医療事務の面接で聞かれることの多い質問に対しての、回答例を紹介します。回答のポイントも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみましょう。

「志望動機」は具体的に

志望動機には、「なぜ医療現場で働きたいのか?」「なぜ応募先の病院・クリニックを希望しているのか?」など、具体的な応募の背景を盛り込みましょう。応募先の理念やビジョンなどに触れると、より好印象を与えられます。

【回答例】

「昨年父が病気になり通院に付き添っていた際に、受付の方に励まされたことがきっかけで、医療現場で人をサポートする仕事がしたいと思うようになりました。

直接治療を行う立場ではないものの、病院の窓口として患者さんの気持ちに寄り添える医療事務は、大きな存在だと感じています。特に御院の「いつでも患者さんの気持ちを尊重する」という理念に強く共感し、志望いたしました。

医療事務の経験はありませんが、前職の営業で培った相手の気持ちをくみ取る力を生かして、患者さんを近くでサポートできる存在になれるよう努めてまいります。」

 

「自己紹介」は簡潔に

面接での自己紹介は、先方から時間の指定がなければ「1分程度」でまとめるのが理想的です。

名前・経歴・応募の動機などを簡潔にまとめると、スマートかつ自分を知ってもらえる自己紹介になるでしょう。

【回答例】

「〇〇と申します。本日はお時間を頂きましてありがとうございます。私は大学を卒業後、メーカーの営業職として2年間ルートセールスや新規顧客開拓などを行ってまいりました。

医療の仕事とは全く無縁でしたが、昨年父の病気をきっかけに医療現場での仕事を目指すようになりました。

業界・職種ともに未経験ではありますが、前職で培った経験や強みを生かして活躍できる人材になりたいと思っています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

 

「将来のビジョン」は明確に

将来の目標・ビジョンを聞かれた際には、自身の熱意をアピールするチャンスです。「どんな医療事務になりたいか?」「どんなキャリアを積みたいか?」を明確に回答できるように、しっかり自己分析しておきましょう。

【回答例】

「私は、医師からも患者さんからも信頼される医療事務スタッフになりたいと思っています。ただ受付やお会計を行うのではなく、患者さん1人1人の状態や必要な薬について理解した上で、会話できるようになるのが目標です。

そのために、まずは資格を取得して、専門性を高めたいと考えています。知識と経験を積んでいき、医師からも患者さんからも「あの人がいれば大丈夫」と思ってもらえる存在になれるよう、努力してまいります。」

 

医療事務の面接で好印象を与える逆質問は?

面接で話を聞く女性

(出典) photo-ac.com

面接では、「何か質問はありますか?」と逆質問されるケースも多くあります。「特にありません」と回答すると、やる気がないと思われる可能性があるため注意が必要です。面接官に好印象を与える逆質問を、準備しておきましょう。

入社後をイメージした質問

以下のように、採用後を想定した質問をすることでやる気をアピールできます。

  • 「1日の大まかな業務スケジュールを教えていただけますか?」
  • 「御院で活躍するために習得しておいた方がいい資格やスキルはありますか?」
  • 「長くキャリアを積んでいきたいと考えておりますが、産休や育休を取得されている方はいますか?」

「残業は多いですか?」「仕事は大変ですか?」などの質問は、積極的に働きたくない印象を与える可能性があるため避けましょう。

応募先に特化した質問

企業理念や社風など、応募先の病院・クリニックに特化した質問をすると、きちんとリサーチしているという印象を与えられます。

  • 「御院の患者さんファーストという理念に共感して志望しました。患者さんと接する際に心掛けていることがあれば教えていただけますか?」
  • 「御院のスタッフさんには、異業種から転職されている方も多いと聞きました。未経験だからこそ期待するポイントは、何かありますか?」

このように、応募先の病院・クリニックならではの情報を交えた質問ができると、真剣度が伝わります。

医療事務の面接を成功させるポイント

面接の様子

(出典) photo-ac.com

面接官に「この人を採用したい」と思ってもらうには、好印象を与えるだけでなく、決め手となる要素が必要です。ライバルに差をつけて面接を成功させるための、3つのポイントについて紹介します。

コミュニケーション能力をアピールする

医療事務の仕事では、不安・不調を抱えている患者と接することも多いため、思いやりや明るさが求められます。

そのため、面接でもコミュニケーション能力の高さや、人当たりのよさをアピールできると高評価につながるでしょう。

また、自身の強みとしてコミュニケーション能力をアピールした場合、面接での言動がまるで違っていては説得力がありません。

しっかりと面接官の目を見ながらハキハキと話し、笑顔を見せながら受け答えするよう意識しましょう。

清潔感のある身だしなみを意識する

病院・クリニックに訪れた患者が、不快感・不安感を抱かないよう、医療現場で働く人にとって清潔感のある身だしなみは不可欠です。

そのため、面接においても「安心して患者への対応を任せられそうだ」という印象を与える必要があります。

面接での服装はスーツなどのフォーマルなものを着用し、服のシワ・汚れにも注意を払いましょう。また、明るすぎる髪色・派手なメイク・ネイルも避けた方が無難です。

資格や専門用語の勉強をしておく

医療事務として働くために特別な資格は必要ありませんが、医療事務の認定資格・パソコンスキルといった仕事に役立つ資格を保有していると、選考に有利になります。

また未経験であっても、専門用語についてはある程度勉強した上で面接に臨んだ方が、即戦力としてのアピールが可能です。

これから知識を付けていきたいと考えている場合は、資格取得や専門用語について勉強中であることを伝えるとよいでしょう。

病院とクリニックの違いを知ろう

医師の男性

(出典) photo-ac.com

患者が入院できるベッドの数が20床以上の場合は「病院」、19床以下の場合は「クリニック」と定義されています。病院とクリニックにおける、面接や仕事内容での違いについて説明します。

病院での面接と仕事内容

病院の規模によって違いはあるものの、大きい病院では受付・会計・クラーク・レセプトなど、仕事が分業制になっているところが多くあります。

1つの分野を極められるというメリットがある反面、業務やスキルに偏りが出るというデメリットが生じる可能性もあるでしょう。

また、面接については、人事など採用担当者が対応するケースが大半です。来院する患者数が多い病院では、的確かつスピーディーに仕事をこなす必要があります。

高い知識やスキルなど、即戦力として活躍できる人を求めている傾向があるため、面接では経験値をアピールできると効果的です。

クリニックでの面接と仕事内容

クリニックの場合、病院に比べると来院する患者数は少ないものの、スタッフの数も少数であることがほとんどです。

1人で全ての業務を一貫して行うことが多く、幅広い知識やスキルを習得できるというメリットがあります。その分、業務量や勤務時間が偏りやすいのが、デメリットといえるでしょう。

アットホームな職場が多く、院長が直接面接を行うケースも少なくありません。採用基準として、人となりや既存スタッフとの相性なども重要になるため、コミュニケーション能力が高く評価されるでしょう。

面接を成功させて医療事務に転職しよう

医療現場

(出典) photo-ac.com

「医療事務の仕事は、経験や専門的なスキルがないとできない」と思っている人は多いかもしれませんが、未経験からでも挑戦できます。

面接で聞かれる質問や、重要視されるポイントも事前に把握しやすいため、きちんと準備をすれば面接を突破するのも決して難しいことではありません。

紹介した回答例や成功のためのポイントを参考に、しっかりと自身の思いや強みをアピールして転職を成功させましょう。

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