学生のバイトにはメリットが多い?デメリットや選び方も解説

学生の中には、毎月の生活費を稼ぐためや、就職する前に社会人としての経験を積みたいと考えて、バイトをする人が多くいます。学生の立場でバイトをする具体的なメリットは何なのでしょうか?おすすめの仕事や選び方の基準とともに解説します。

学生がバイトをするメリット

バイトする女性

(出典) pixta.jp

学業に専念するため、バイトを一切しない人がいる一方で、生活費を稼ぐためや社会人としての経験を積むためなどの理由から、バイトに積極的な学生も少なくありません。学生の立場でバイトをするメリットは何なのでしょうか?

さまざまな仕事を経験できる

バイトを通じてさまざまな職種の仕事を経験できるのは、これから社会に出る学生にとっては、大きなメリットの1つです。職場での人間関係の作り方や顧客への接し方などを通じて、社会人として必要な知識や振る舞いを身に付けられます。

職種によっては、一般企業の社員と遜色ない仕事を任されるケースもあり、就職後に経験者としてスタートできる場合も珍しくありません。他者よりも長い業務経験があるため、キャリアアップもしやすいでしょう。

新しい人脈を作れる

仕事を通じて多様な背景を持つ人と出会えるので、人脈が広がる点もバイトのメリットです。同世代の友人が増えることでプライベートが充実するだけでなく、勤め先の社員や上司、経営者などの社会人と関わる機会も得られます。

学生の輪の中だけでは聞けない話や考え方などに触れられるのに加えて、悩み事やプライベートに関して相談できる相手が見つかる可能性もあるでしょう。

自分の好きなこと・やりたいことが分かる

バイトを通じて自分の好きなことや、やりたいことに気付けるケースも多々あります。特に、これまで学業一筋だった人が就職活動で自分の特性に基づいて応募先を決めるのは困難であり、就職後にミスマッチに気付くケースは決して珍しくありません。

さまざまな仕事を経験することによって得意分野が理解できるようになり、本当に自分に合った仕事が見つかる可能性もあります。また、自分の強みや弱みを発見することで成長の機会を得られるのも、バイトのメリットといえるでしょう。

バイトから就職につながる場合もある

就職活動に役立つ情報を得られたり、人によっては、バイトをきっかけに就職につながったりするケースもあります。

違う大学に所属しているバイト仲間や上司などから、ほかでは聞けない情報を得られる場合もあるでしょう。実体験を共有することで、効率的に就職活動を進められる可能性があります。

また、正社員登用制度のあるバイト先で活躍できれば、そのまま正社員として就職できるケースもあります。バイト先に正式に就職する場合、すでに仕事の進め方が分かっているのに加えて、人間関係も一から構築する必要がないのもメリットです。

学生がバイトするデメリットもある?

スーパーのレジ

(出典) pixta.jp

学生がバイトをするのはさまざまなメリットがありますが、以下のようなデメリットもあります。双方をよく理解した上で、バイトをすべきか判断しましょう。

学業や就職活動との両立が大変になる

大学生がバイトに力を入れると、どうしても学業との両立が難しくなってきます。うまくバランスを取りながらバイトをしている学生も多いですが、バイト一辺倒になってしまい、大学を休みがちになる人も決して珍しくありません。

人によっては仕事にのめり込むあまり、留年の危機を迎えてしまう場合もあるので、注意が必要です。学生である本来の目的を忘れないようにしましょう。

仕事のストレスを抱える可能性がある

バイトでは、仕事を新しく覚えたり、周囲と協調して業務を進めたりする必要があります。学生の立場で、これまで経験したことのないストレスを抱える可能性もあるでしょう。仕事のプレッシャーが学業に影響を及ぼす人も少なくありません。

またバイトが生活の中心になり、好きなことをする時間が減ることで、結果的にストレスにつながる場合もあります。学生の場合は学業とバイトをうまく両立させつつ、適度にストレスを解消する機会を設けることが大切です。

学生におすすめのバイト

塾講師

(出典) pixta.jp

学生におすすめのバイトをいくつか紹介します。いずれも業界未経験でも挑戦できる仕事であり、社会人として必要なマナーや考え方などを身に付けられるのに加えて、そのまま就職できるチャンスもあります。興味のある人は、この機会に求人サイトで案件を探してみましょう。

飲食店の店員

カフェやレストラン、居酒屋など、飲食店の店員はバイトの定番であり、学生のバイトが多くいます。同じ世代のバイト仲間を作りやすく、接客の基本を学べるので、仲間を増やしたい人や将来サービス業に就職したい人などにおすすめです。

基本的にシフト制であり、日に4~5時間から勤務できる職場も多いので、時間の融通が利きやすいのも特徴です。

飲食店は全国各地にあり、自宅から通いやすい場所にある場合が多いので、気軽に応募しやすいでしょう。複数の店舗でバイトをしている学生も多数います。

塾の講師

学校の勉強が得意ならば、塾講師のバイトがおすすめです。中学生や高校生、仕事によっては小学生に対して勉強を教える仕事で、1対1で教える場合と、教室内で多くの生徒に対して教える場合があります。

仕事を通じて、物事を説明する力や、管理能力などが養われるので、身に付けたスキルは就職後にも役立つでしょう。論理的に分かりやすく説明する力は、就職活動の採用面接でも生かせます。

近年は個別指導の学習塾が増えており、大学の掲示板に求人情報が掲載されているケースもあるので、探してみるとよいでしょう。

コールセンター

学生でも、企業の問い合わせ窓口やヘルプデスクなどでバイトができるケースがあります。

企業の一員として顧客対応をする経験を通じて、基本的なビジネストークを学べるのに加えて、相手の視点から物事を考えて、適切なサービスを提供するスキルなども身に付けられるでしょう。

その経験は、就職後に電話対応をする際に生かせるのは間違いありません。大手企業のコールセンターの仕事も多いので、人脈作りにも役立つでしょう。

学生が自分に合ったバイトを選ぶには?

カフェで働く女性

(出典) pixta.jp

学生が自分に合ったバイトを見つけるには、以下のように目的をまず明確にすることと、自分の性格や適性に応じて仕事を選ぶことが大事です。それぞれ確認しましょう。

目的を明確にする

まずは、何のためにバイトをするのか、目的を明らかにしておきましょう。仕事を通じて知識やスキルを身に付けたいのか、就職後のキャリアアップに生かしたいのかなど、目的に応じてバイト先を選ぶことが大事です。

例えば、一時的に生活費を稼ぎたいならば、短期で大きく稼げる仕事を選択するのもよいでしょう。

一方、すでに就職したい業界を決めている人は、その業界でバイトの経験を積むことで、人脈が広がったり、必要な知識・スキルを身に付けられたりするので、就職活動で有利に働く可能性もあります。

自分の性格や特性に合った仕事にする

自分の性格・特性に合った仕事ならば長続きしやすく、楽しく仕事ができるでしょう。初めてバイトをする人でも、自分の興味や関心をベースに応募先を選ぶことで、モチベーション高く仕事を始められます。

仮に思ったような仕事ではなかったとしても、バイトを通じて自分の特性を理解する機会となるので、無駄にはなりません。

これまで仕事をした経験がない学生は、自分を見つめ直すよい機会となるので、学業との両立を考えつつ、一度はバイトをしてみることをおすすめします。

まとめ:目的や強みに合ったバイト先を探そう

カフェで働く男性

(出典) pixta.jp

大学生がバイトをするメリットは、本格的に就職する前に社会経験を積める点や、人脈を広げられる点などが挙げられます。自分なりにバイトをする目的を明らかにした上で、特性に合った仕事を探すとよいでしょう。

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