プログラマーに向いているのはどのような人でしょうか?プログラマーに向いている人の特徴や性格、おすすめの適性診断について解説します。未経験からプログラマーを目指す方法や、フリーランスとしての働き方もチェックしましょう。
この記事のポイント
- プログラマーに向いている人とは
- 論理的思考や問題解決力を持つ人です。コードを書く際には順序立てて考え、効率的な解決策を見つける力が求められます。
- 未経験者でもプログラマーになれる?
- 強い興味があり自分で学び続ける意欲があれば、プログラマーとしての道は開けます。
- 適性診断を活用するのもおすすめ
- 自分に合ったスキルや適性を知ることができ、今後のキャリアプランを立てやすくなるでしょう。
プログラマーに向いている人の特徴
プログラマーとして活躍するためには、単に技術を身に付けるだけでなく、日々の学習や課題に対する関心・熱意が欠かせません。まずは、自分がどれだけこの分野に魅力を感じているかを見極める必要があります。
プログラミングが好き・興味がある
プログラマーとして活躍するためには、さまざまなプログラミング言語を習得し、実務レベルまでスキルを高める必要があります。しかし、その道のりは決して簡単ではなく、膨大な時間と労力がかかります。
プログラミングそのものが好き、あるいは興味があるということが重要です。好きだからこそ学習を続けられ、壁にぶつかっても乗り越えようという意欲が生まれます。逆に、「仕事だから」と無理に続けようとすると、挫折しやすくなってしまいます。
まずは自分が本当にプログラミングに興味を持てるかどうかを確認し、その気持ちを大切にすることが、プログラマーになるための第一歩です。
論理的な考え方ができる
プログラミングは、「〇〇を××して△△という動きをさせる」といった形で、手順を積み重ねていく作業です。この手順に誤りがあると、最終的にプログラムがうまく動かないため、計画的に進めるための論理的な思考が重要です。
問題が発生した際は、順序立てて段階的に進める力が求められます。まるでパズルを組み立てるように、正しい順番で配置していかなければなりません。こういったプロセスが得意な人ならば、プログラミングの仕事は適職といえるでしょう。
基本的にものづくりが好き
プログラマーの仕事は、実際に動作するアプリケーションやシステムを制作することです。もともとものづくりが好きな人にとっては、自然と楽しんで業務を進めやすいといえます。
自分のアイデアや考えたプログラムを形にして、実際に動くものを作り出す過程は、大きな達成感と満足感を得られる瞬間です。このような楽しさを感じられる人ほど、長期的に仕事を楽しみながら成長できるでしょう。
プログラマーに向いている人の性格の傾向
実際にプログラミングを行うには、継続的な学習や自分の行動を効率的に進める工夫が必要です。プログラマーに向いている人の性格的な傾向を見ていきましょう。
実は面倒くさがり
プログラマーの仕事は、地味でコツコツとした作業が中心ですが、実は面倒な作業を嫌う人にも向いています。なぜなら、プログラミング自体が「面倒な作業を自動化するための手段」であり、面倒なことをPCやアプリケーションに代わりにやらせるためのものだからです。
プログラマーの仕事は、反復的な作業や時間がかかる処理をいかに効率化するかを考えることです。「どうすればこの作業をもっと楽に簡単にできるか?」という発想が非常に重要になります。
面倒なことを嫌い、効率を重視する人にとって、プログラマーは意外と向いている職種といえるでしょう。
知らないことは自分で調べる
プログラミングの世界では、基本的なコードを覚えた後は、未知の問題に直面することが頻繁にあります。そのため、多くのプログラマーは、分からないことを自ら調べながら問題を解決していくスタイルで仕事を進めています。
知らないことがあった際に、すぐに自分で調べる癖が身に付いている人は、問題解決能力が高く、プログラマーに向いているといえるでしょう。調べることにためらいがなく、新しい知識を積極的に取り入れる姿勢は、プログラマーにとって重要です。
コミュニケーションをいとわない
プログラマーは、チームで仕事を進めることが多いため、コミュニケーション能力も求められます。仕事に必要な情報をきちんと共有し、報連相(報告・連絡・相談)をしっかり行うことが大切です。
コミュニケーションに対して前向きで、問題があれば早めに相談する姿勢がある人は、チームの一員として円滑に仕事を進めやすいでしょう。
プログラマーに向いているかをチェック!おすすめの適性診断
プログラマーに向いているかを事前に確認することは、キャリアの方向性を決めるために重要です。プログラマーとしての適性を診断できるおすすめのツールを紹介します。
5分で分かる「プログラマー適性 / 想定年収診断」
「プログラマー適性 / 想定年収診断」は、プログラミングスクール「GEEK JOB」が公開している適性診断です。
この診断では、プログラマーに必要な適性やプログラミングスキルが分かります。また、転職後の想定年収も把握できるため、キャリアプランを立てる際にも役立つでしょう。
簡単な質問に答えるだけで結果がすぐに分かるので、自分の適性を手軽に知ることができます。
分野の適性が分かる「プログラミング分野適性診断」
「プログラミング分野適性診断」は、ITスキル全般を学べるオンラインスクール「Winスクール」が提供する診断です。
この診断では、プログラマーとしての適性だけでなく、Webシステム開発、AI・データ分析、モバイルアプリケーション開発など、プログラミングのさまざまな分野にどれだけ適性があるかをチェックできます。
簡単な質問に答える形式で、どの分野に向いているかを明確に把握できるので、自分のキャリアパスを決める参考になります。
出典:プログラミング分野 適性診断|プログラミングスクールならWinスクール
簡易版CABテストあり「プログラマー無料適性チェック」
「プログラマー無料適性チェック」は、プログラミング教育を提供する「プログラマスター」が実施している診断です。
この診断では、エンジニアやプログラマー向けに作成された「CAB(Cognitive Ability Battery)テスト」の簡易版を受けられます。
CABテストとは認知能力を測定するもので、論理的思考や問題解決能力を評価します。この適性診断を通じて、自分のプログラマーとしての適性や強みを知ることができるでしょう。
出典:プログラマー無料適性チェック STEP1 | ひきこもりサポート特別コース | プログラマスター | フロンティアリンク ビジネススクール
未経験からプログラマーになる方法
未経験でプログラマーを目指すのは簡単ではありません。しかし、自分に合った学習方法を実践し努力を積み重ねれば、未経験からでもプログラマーとしての道が開けます。
ベースのスキルを学んだ上で求人に応募する
未経験からプログラマーとして働くためには、基本的なプログラミングスキルをしっかりと学ぶことが欠かせません。「未経験OK」と書かれた求人でも、基本的な知識は必須です。
就職後に「働きながら学ぶ」姿勢では、仕事のペースに追いつけず、勉強時間も限られてしまうため、スキルの習得が遅れがちです。
まずは、独学やプログラミングスクールで学び、実践的なスキルを習得してから求人に応募するのが望ましいでしょう。
フリーランスを目指してみる
プログラマーとしてのスキルが身に付いてきたら、フリーランスという選択肢もあります。プロレベルのプログラムが書け、営業やクライアントとのやりとりも得意であれば、フリーランスとして独立することも可能です。
フリーランスを目指すには、まず仕事を獲得する方法を学ぶことが大切です。最初は副業として始めるのも1つの方法でしょう。ポートフォリオを作って自分の実績をアピールすることが重要です。
また、独立する際には、自分の強みを生かせる分野を選び、顧客との信頼関係を築く努力が欠かせません。独立した後も自己管理能力や営業スキルが必要になりますが、自由な働き方を選べるのは大きな魅力です。
フリーランスとしての働き方
フリーランスは自分のペースで働ける一方、営業や事務作業も自分でこなす必要があります。メリットとデメリットを理解し、どちらも上手に生かすことが大切です。
フリーランスのメリット・デメリット
<メリット>
- 働く時間・場所を選ばない
フリーランスは、働く時間・場所を自由に決められます。ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。 - ある程度の仕事の内容を選べる
フリーランスは、どのプロジェクトを受けるかを自分で選べるため、得意分野や興味のある案件に集中できます。 - 技術・実績を積めば高報酬も期待できる
実績やスキルを積んでいけば、高報酬の仕事を受けるチャンスが増えます。特に専門的なスキルを持っていると、ニッチな分野で活躍できるかもしれません。
<デメリット>
- プログラミングだけをしていればよいというわけではない
フリーランスは、営業や事務作業を自分でこなさなければなりません。案件を獲得するために営業活動を行ったり、請求書・契約書などの管理も自分で行う必要があります。 - 会社員に比べると社会的信用度は低め
フリーランスは、会社員に比べて社会的信用度が低い傾向です。収入が不安定と見なされやすく、住宅ローンやクレジットカードの審査が通りにくいことがあります。 - 軌道に乗るまでは収入が不安定になる傾向にある
最初のうちは案件が少なかったり、長期契約が取りづらかったりと、軌道に乗るまでは収入が不安定になりがちです。
フリーランスが仕事を獲得する方法
フリーランスのプログラマーが仕事を獲得するにはいくつかの方法があります。それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、状況に応じて使い分けることが重要です。
- クラウドソーシング
案件を手軽に見つけられます。仕事の幅が広く、初心者でも挑戦できる案件が多い一方、競争が激しく、報酬が低めに設定されている傾向です。 - 友人・知人・在籍していた会社関係からの紹介
信頼関係があるため、比較的安定した仕事を受けやすく、報酬や条件が有利になる可能性があります。紹介だけに頼ると新しい仕事を得るチャンスが限られるため、他の方法も併用することが大切です。 - 企業との業務委託契約
案件を安定的に受けることができ、報酬も比較的高い傾向です。しかし、契約が継続しない場合や、新規案件を獲得するまでに時間がかかる場合もあります。
プログラマーに向いているかを事前に確認!
プログラマーに興味があるならば、具体的にどのような仕事か、自分に向いているのか知ることから始めましょう。自分のスキルや性格など、プログラマーに向いているかどうかをチェックするために、適性診断を受けるのも1つの方法です。
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