正社員に向いていないのはどんな人?辞めたくなったときの対処法

「自分は正社員には向いていないのかもしれない」と、悩みを抱えてはいませんか?正社員に向いていない人・向いている人の特徴や、向いていないと感じたときの対処法を確認しましょう。キャリアチェンジや転職を成功させる、おすすめの方法も紹介します。

正社員に向いていない人とは?

スーツを整える男性

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正社員は基本的に、特定の組織の一員として長く働く前提の雇用形態です。では、正社員に向いていない人とはどのような人なのでしょうか?詳しい特徴を見ていきましょう。

1人での行動が好き

集団行動よりも1人で行動するのが好きな人は、正社員には向かない傾向にあります。

正社員として仕事をするには、チームワークが必要不可欠です。どのような業種であれ、上司・同僚・部下など、仕事で関わる人とのコミュニケーションなしに業務は遂行できません。

仮に1人で進めた方が早いと感じたとしても、実際に個人プレーに走ってしまえば、少なからず周囲を戸惑わせたり迷惑をかけたりしてしまうでしょう。

日頃から人間関係が面倒だったりコミュニケーションが必須な会議の時間が苦痛だったりする人は、正社員には不向きな可能性が高いといえます。

会社のルールや習慣が苦手

会社には、明文化されているものから暗黙の了解まで、さまざまなルール・習慣があるものです。特に正社員の場合、アルバイト・派遣社員よりも課される責任が重いことから、最低限のルール・習慣にはしっかりと従う必要が出てきます。

しかし、ルールを守ることに何の意味があるのか分からない、担当業務のほかに考えることがあるのは煩わしいと感じる人もいるでしょう。ルールや慣習に従うことが苦手だと、正社員として働くのが苦痛になる可能性があります。

組織の一員として振る舞えるかどうかは、正社員への適性を見極める上で大きなポイントといえるでしょう。

理不尽を受け流せない

大小を問わず、仕事をする上で生じる理不尽なことにストレスを感じやすい人も、正社員には不向きなタイプです。

会社に勤めていると、思いがけないことで叱責されたり他人の尻拭いまで求められたりといった問題が起きます。自分には非がなくても、謝罪を求められるケースが多くあるでしょう。

特に上司の性格や相性によっては、毎日が理不尽の連続のように感じてしまうケースも少なくありません。

理不尽に対する怒り・悲しみが大きく、上手に受け流したり発散できないタイプの人は、正社員として働くことに困難を感じやすいと考えられます。

逆にどんな人が向いている?

仕事をする人

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正社員という雇用形態が自分に向いていないと思ったら、逆にどんな人にマッチする働き方なのかも考えてみましょう。紹介する特徴に当てはまるなら、雇用形態ではなく現在の職場や仕事内容が合っていないだけかもしれません。

職に安定を求めている

安定した働き方を希望する人は、正社員という雇用形態が向いています。安定性は、正社員で働くことで得られる大きなメリットです。一度正社員として就職をすれば、よほどのことがない限り突然仕事を失う心配がありません。

所定の時間だけ働いて会社の決めた役割を果たせば、一定の地位と収入を得られるのが正社員です。業績が傾いたときに解雇されやすい非正規雇用や仕事量も収入も一定ではないフリーランスでは、正社員ほどの安定は得られないでしょう。

冒険や自由よりも安定が大事という人は、正社員に向いているタイプといえます。

1つの組織に愛着を持って働きたい

環境をコロコロ変えるのではなく、1つの組織に愛着を持って働きたいという人も、正社員向きのタイプです。

アルバイト・派遣社員とは違い、正社員は長く勤めることが前提の雇用形態です。組織への愛着を仕事へのエネルギーに変えられる人にとって、正社員はベストな選択肢といえます。

長く勤務することで築ける同僚との信頼関係や、昇級・退職金などのメリットも、正社員として働いているからこそ得られるものにほかなりません。

現在の職場を含め、所属する組織に愛着を感じるタイプか否かも、正社員への適性を判断する大きなヒントとなるでしょう。

向いてないと思ったときの対処法

カバンを持って歩く男性

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自分は正社員に向いていない、雇用形態には満足していても環境に物足りないと思ったときは、どう行動するのが正解なのでしょうか?行動の参考にしたい方法を3つ紹介します。

自分の理想の働き方を考え直す

正社員に向いていない可能性を感じたら第一に考えたいのが、正社員に向いていないと感じる理由や、現職で抱いている不満を洗い出すことです。

それらの問題が現在の職場特有のものなのか、自分自身の性格・考え方によるものなのかを見極めることで、正社員として働き続けることが可能かどうかを判断できるでしょう。

また、仕事に求める要素や、理想のワークライフバランス・雇用形態を具体的に整理することも大切です。自分の理想の働き方を追求することで、今後どうするべきなのかが自然と明らかになるでしょう。

副業を始める

正社員として働き続けることに不満は感じていていも、いきなり辞める勇気はない人におすすめなのが、働きながら興味のある副業を始める方法です。

この方法であれば、たとえすぐには副業が軌道に乗らなかったとしても、収入に不安がありません。興味を持った分野の仕事に、安心して挑戦できるでしょう。

副業で得られる収入が安定したら、その分野への転職も可能です。生活の基盤を保ったまま可能性を広げたい人に、特におすすめの方法といえるでしょう。

別の仕事に転職する

正社員そのものに不向きなのではなく、現在の職場・業界・仕事内容にマッチしていないケースもあります。やってみたい仕事がほかにあることで、現在の仕事に対する意欲が欠けている場合もあるでしょう。

このようなケースでは、転職やキャリアチェンジを検討するのがおすすめです。現状よりも自分に合う職場やを選ぶことで、これまで抱いていた不満に悩まされず働ける可能性が高まります。

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キャリアチェンジや転職を成功させるには

空に向かって手を広げる男性

(出典) unsplash.com

実際にキャリアチェンジや転職を検討するにあたっては、どのような点を意識すればよいのでしょうか?大切なポイントを3つ紹介します。

実績・キャリアを棚卸しする

業界・職種自体を変える場合も職場だけを変える場合も、転職を考えるにあたってまず必要になるのが、実績・キャリアの棚卸しです。

転職先として選ぶ業種や職種・職場にもよりますが、これまでの経験が転職活動で有利に働くケースは少なくありません。どのような実績を積んできたのかは、就職活動中の面接でも尋ねられることが多いテーマです。

自分自身を冷静に振り返れば、転職の目的が改めて明確になります。選ぶべき業種・職場も見極めやすくなり、スムーズに仕事探しが進むでしょう。

納得感のある志望動機を考える

キャリアチェンジや転職を成功させるには、納得感のある志望動機をアピールすることが大切です。どんなに実績のある人でも、すぐに辞めてしまうリスクを感じさせると、敬遠されてしまう可能性が高いでしょう。

特に未経験の業種への転職を考える場合、志望動機は特に重要な要素となります。なぜその業界への就職を希望しているのか、自信の強みをどう仕事に生かせるのかをしっかりと整理しておきましょう。

在職中の転職活動がおすすめ

転職活動の時間を取ろうと退職してから次の仕事を探し始めるのは、あまり賢明とはいえないでしょう。転職活動は必ずしもスムーズに進むとは限りません。

次の職場が見つかるまでに時間がかかると、貯金を切り崩す不安やブランクが長くなることへの焦りから、不本意な再就職になってしまう可能性があります。

在職中でも、求人サイトをうまく活用すればスキマ時間を使った転職活動は可能です。あらかじめ実績やキャリアの棚卸しができていれば、自分に合う転職先はそれほど時間をかけなくても見つかるでしょう。

自分に合った仕事を見つけるための行動を

スマートフォンを操作する手元

(出典) pexels.com

正社員に向いていないと感じたら、まずは自分の理想の働き方についてじっくりと考えることが大切です。自分が本当にしたい仕事や理想のワークライフバランスを整理することで、選ぶべき道が自然と明らかになるでしょう。

スタンバイのような求人サイトで希望業種の情報を収集してみるのも、今後の方向性を見極める上で大きなヒントとなります。自分に合った仕事を見つけるための行動が、理想の未来への第一歩となるでしょう。